Knock Knock Preschool は英語で生活し、英語を習得するための場所ではありますが、Do you like apples ? Yes, I do. I like apples. のような表現を一方的に教えるのではありません。
「英語が先にあるのではなく、子どもたちにはさまざまな感情や伝えたい想いがまず先にある」ということをいつも心に留めて、その伝えたいことを英語にのせてあげるというサポートをしています。
- 幼児期におけることばの発達とは？
- 気持ちを英語で伝える
- さまざまな表現のフレーズを身に着ける
- 「話せた！」「伝わった！」ことへの喜びを感じる
- 「伝わってうれしい！」の体験を積み重ねる
- 「心がうごく体験」をいきいきと表現できるように
幼児期におけることばの発達とは？
幼児期の言語発達は著しく、「あー」「うー」など意味のない母音を発する喃語から、一語文、二語文とだんだんと語彙は増えていきます。3歳になると、自分の名前を言ったり、数や色の理解が進み、絵本や歌詞を繰り返したりするようになります。
4～5,6歳になると長期的な記憶ができるようになり、印象的な出来事を説明できるようになります。また、幼児期は否定的な言葉を覚えて使いたがる時期でもあります。
気持ちを英語で伝える
午前中のクラス「Regular Course」の生徒達は、普段の生活を英語で過ごします。生活している上でのお友達同士・講師との会話の中で、その時々の自分の気持ちを言葉で発せられるようサポートしています。
サポートスタッフは生徒一人ひとりの状況を把握し、英語で上手く言葉を発せられない時は、何と言えばいいのかサポートします。
たとえば、お友達の使っているおもちゃや本を使いたいとき 「 Can I have it? 」と聞いたり。ゆずってもらえたら「 Thank you! 」断るときは 「 No, Thank you. Wait, please. 」と言って順番に使うようにしています。中には、「 Let’s do rock scissors paper! 」と提案するお友達もいます。
ズボンがなかなか履けない…でも自分でがんばってみよう！というときは「 By yourself! 」と応援。でもやっぱりむずかしい！そんなときは魔法のことば「 Help me, please! 」と言えばサポートスタッフはちょっとお手伝い。
一緒にやってみたらできた！と言うときは「 Good job! 」。
褒められて笑顔になる、そんな成功体験を積み重ねてもらいます。もっともっと自分でしたい！英語を話したい！と思ってもらえる環境を作っています。
さまざまな表現のフレーズを身に着ける
プリスクールの午後クラス「After Kinder Course」では、Circle time と言われているレッスンのウォームアップの時間に、フィーリングの表現を練習しています。
講師は 「I’m happy! 」 や「 I’m good! 」といったポジティブな表現だけでなく、「I’m sad.」、「 I’m angry. 」などさまざまな表現のフレーズを教えてくれます。「How are you?」 とひとりずつ聞いていくと、子どもたちはそれぞれ自由に答えています。ねむいなぁ、なんてときは思い切って「 I’m sleepy! 」と言うと、講師が 「Good, Hi-five! 」と励ましてくれます。
サポートスタッフと講師が、生徒の気持ちや本当はこんな事を言いたいのかな？と新しい単語を言ってみたり、他の生徒が発した言葉から新しい単語を覚えたりと、自然に生徒達のボキャブラリーを増やせるようそっとお手伝いしています。
「話せた！」「伝わった！」ことへの喜びを感じる
Regular クラスでも After Kinder クラスでも共通して講師とのフリートークの時間があります。
フリートーク時間に講師が 「How was your weekend? 」と聞くと、子どもたちは手を挙げて思い思いに週末の様子を教えてくれます。お話が得意じゃなくても大丈夫。講師は一人ひとりに合わせてお話してくれます。
ほかのお友達が話している間は、「一緒に聞こうね」とサポートスタッフがフォロー。ハロウィンの時期では、「What do you want to be in Halloween?」 と、してみたい仮装についてフリートークをしていました。さまざまなキャラクターを答える子どもたちに、「Nice! Sounds cool! 」と話せた！伝わった喜びを感じてもらえるようにしています。
「伝わってうれしい！」の体験を積み重ねる
感じた気持ちをどんな言葉で表現したらいいのか、子どもたちは分からないと戸惑ってしまいます。そんな時、講師やサポートスタッフは、こうやって言ってみよう！と提案したり、やさしく教えてね、と伝えたりしています。
プリスクールでは講師との英語での会話はもちろん、お友達とのコミュニケーションを上手にとれるようにサポートしています。英語を楽しみながら、表現の幅を広げる機会に触れてもらい、「伝わってうれしい！」の体験を積み重ねてもらいます。
「心がうごく体験」をいきいきと表現できるように
心がうごく体験があると、子どもたちはそれをいきいきと表現したがります。面白いことに、おなじ体験をしてもそれを表す表現はみんなおなじではなく、一人ひとりそれぞれ異なるのです。一人ひとりが伝えたい想い、膨れ上がる気持ちに講師やスタッフは耳を傾け、それを英語で表現できるように丁寧に声掛けをしています。
Knock Knock Preschool の子どもたち同士の英語でのやりとりをじっくり聞いてみると、彼らは母国語でもきっと同じように表現するのだろうなと思うことがあるほど、その言葉には温かみや気持ちがきちんとのっているのです。
Knock Knock Preschool では、さまざまな言葉を覚えていく幼児期だからこそ、いつも子どもたちが自由に自分の気持ちを表現できる時間を設けています。さまざまな場面で自分の気持ちを英語で相手に伝えられるようサポートしています。
