Knock Knock Preschool は英語習得を目的としたプリスクールですが、英語を教えるだけではありません、子どもたちの成長や発達に貢献し、将来、世界にはばたく子供たちの育成に全力で取り組んでいます。
その中の取り組みの一つ、2歳〜3歳の子ども達に意識して取り組んでいる微細運動(英語では Fine motor skills )を洗練させるアクティビティについて紹介したいと思います!スクールでは子ども達の興味・発達に合わせて色々なタイプのおもちゃを使って、Fine motor skills の練習をしています。
子どもの運動の発達について
子どもの運動の発達は、頭から足に向って、体の中心から指先などの末端に向って、粗大運動から微細運動へ発達してゆく傾向があります。
「粗大運動」とは姿勢の保持やバランスをとる、また歩く、ジャンプするなど体全体を使った運動のことを言います。
「微細運動」とは手や指先を使った細かな動作の運動をいいます。
Fine motor skills のアクティビティを取り入れている理由
微細運動が洗練されると、環境にある道具を上手に使えるようになります。やりたいことを自分で始められて、自分で完結することができるというのは「じぶんでやる!」の気持ちが強い子どもにとってうれしい経験です。
そしてその経験が自信になり、もっとチャレンジしたい!と思う気持ちを育ててくれます。また、身の回りのことを大人の助けを借りることなくすることができるようになり、これが自立につながります。
その点から、当校では 低年齢層のクラスでは積極的に Fine motor Skills のアクティビティーを取り入れています。
スクールで使っているおもちゃの一部をご紹介
スクールではたくさんのおもちゃを取り入れています。
生徒に最適な物を探し、求めているものをインターネットショップ等で見つけられない時は、スクールで自ら作成していいます。その中でスクールで使っているおもちゃの一部をご紹介いたします。
1. ペグさし
ペグを垂直に入れて押し込むように入れなければ通らない大きさのスリットに指先を使ってペグを入れます。シンプルなおもちゃですが皆んな集中して何度も繰り返し取り組んでいます。
2. トングを使ったポンポンの色分け
トングの開閉を指先の力の加減を調整して行います。
3. ボール落として
みんなに大人気のおもちゃです!ハンマーを使って順番にボールを落としていきます。ハンマーを持つ位置や打つ力加減を工夫しながらやっていきます。
4. ビーズ刺し
形の違うビーズを指先を使って通していきます。
5. 洗濯干し
靴下に見立てたフェルトを、洗濯バサミで挟むおもちゃです。
親指と人差し指を使って洗濯バサミを挟むのはなかなか難しい作業ですが、大人がやっているのを見ているのでやってみたいとトライする生徒が多いおもちゃです。
6. 鍵の開閉
それぞれの色をマッチさせて、閉じている鍵を開けます。鍵を入れて回す作業は手首を動かす練習になります。
7. アルファベットパズル
アルファベットや、フォニクスの音を口にしながらパズルを楽しんでいる子もいます。
8. ビーズの色分け
指を使ってビーズを色分けしていきます。一つも落とさずに指先を使って色のマッチングを行います。
9. ビーズ通し
紐を穴に通す所、穴から出た紐を反対側から引っ張るところがチャレンジの部分です。
10. スナップ
スナップボタンの付いたあおむしのパーツをつなげていきます。凹凸が合ったところで指先を使ってパチンと閉じるのが楽しいところです。
11. ハサミの練習
虫観察用のカプセルがついているツールを使ってポンポンの移動をします。ハサミの練習になります。
12. 型抜き
パンチのトップを押して型抜きをします。指の力が必要なおもちゃです。
スクールには紹介しきれないおもちゃがいっぱい
そのほかにも、シール貼り、迷路、パズルなども使って微細運動の練習を楽しみながら取り組んでいます。ここですべてのおもちゃを紹介する事ができませんが、お子さまがスクールから帰ってきたら「今日はどんなおもちゃを使ったの?」など、お子さまとの会話のきっかけにお使いくださいね。