プリスクールの保育士として、お勧めしたいのは海外の絵本ではなく日本の絵本作品が英訳されているものです!
え!?日本の絵本?と思うかもしれませんが日本の絵本を英訳されたものは日本の絵本の良さを生かしながら英語に親しめる、お子さんにとって最適な環境と感じていますので、いくつかご紹介させていただきます。
- 英訳絵本は「親しんでいるもの」「普段目に触れているもの」が出てくるところがいい
- 日本に住む海外の方にもおすすめできる理由
- 保育士がお勧めする「日本の英訳絵本」
- 保育士がお勧めする「日本の英訳 紙芝居」
- 英訳の絵本がない時は、英訳して活用
- 「日本の絵本」も「海外の絵本」それぞれの良さを生かして活用しましょう
英訳絵本は「親しんでいるもの」「普段目に触れているもの」が出てくるところがいい
日本の英訳絵本はどんなところがよいの?
まず日本の絵本の良さはお話に出てくる物や事柄が現在に私たちが住んでいる環境や、自分の身の回りで実際に親しんでいるものが大半です。例えば野菜の種類や、お家の中の様子、季節感や行事など自分が実際に見たり体験することばかりです。
海外の絵本では、例えばお野菜なら普段ほとんど食べることも見ることもないアーティチョークやロマネスコなどのお野菜がでてきたりしてなんとなく子供たちもピンとこないこない様子のこともあります。だからこそ自分の親しんでいるものや、普段目に触れているものがお話に出てくると子ども達は「これたべたことある!」「だんご虫だいすき!」など、気がつくと絵本に夢中になっています。
日本に住む海外の方にもおすすめできる理由
また、日本人の方でなくても日本に暮らしていたら目にしている物や、日本独特の季節感やイベントを含んだ日本の文化や環境を英語で知るという経験をさせてくれるのも日本の絵本の良さではないでしょうか。
保育士がお勧めする「日本の英訳絵本」
実際に Knock Knock Preschool で読んでいて子どもたちも気に入ってくれている絵本をご紹介いたします。
1. The Gold fish Got Away
日本語でのタイトルは「きんぎょが にげた」です。シンプルなストーリーですが、五味太郎さんの絵とストーリーは子ども達の心を掴んでいて、英語になってもその魅力は変わりません!
2. OH NO!
もともと英語で書かれているものですが日本人のアーティストの方が書かれているので、夏にスイカを食べて花火を見るなど日本の夏を感じるシーンも出てきます。お話を読みながら OH NO! と子ども達が大合唱してくれます!
3. はじめてのえいごえほん
日本の昔話を英語で読める絵本です。
既にご家庭で日本語のものを読まれている場合でも、「英語では鬼が島はこう言うんだね!」などその違いを知るのも楽しいです。お話を知っていると結末も分かっていて2-3歳のお子さんは安心感をもって聞くことが出来るようです。
保育士がお勧めする「日本の英訳 紙芝居」
ご家庭で紙芝居を読むことはあまりないかとは思いますが、Knock Knock Preschool では紙芝居も英語で読んでいます!絵本とは違い、場面展開の工夫や読み手への演出のアドバイスも載っていて場面をめくるたびに子どもたちがびっくりしたり嬉しくなったり夢中になって紙芝居の世界を楽しんでいます。
1. Grow Grow Grow Bigger
昔から読み継がれている名作が英訳された紙芝居です。
日本語では「おおきくおおきくおおきくなあれ!」とみんなで合唱しながら読んでいきます。英語でもおなじく「Grow Grow Grow bigger!」とみんな元気に声を出して、その後に出てくる場面に期待感いっぱいです!フレーズを繰り返すこのリズムがお話を楽しむ上でも、また言葉の習得の上でもとってもうまく使われています。
英訳の絵本がない時は、英訳して活用
あれが、英訳されていたらいいのにな、、、と思うときは、スクールで英訳して活用しています。以下は Knock Knock Preschool で英訳してクラスで使用した紙芝居です。
1. ごきげんのわるいコックさん
こちらは残念ながら英語訳のものが発売されていないようなのですが、スクールでは英訳してイベントの際に読みました。コックさんに声をかけながら読んでいくお話です。同じ場面で子ども達が大笑いする大好きなお話です!2歳から6歳までどの年齢の子ども幅広く楽しめる紙芝居です。
「日本の絵本」も「海外の絵本」それぞれの良さを生かして活用しましょう。
日本の英訳絵本をお勧めさせていただきましたが、もちろん海外の文化を知る、日本とその国の文化の違いを知るという意味では海外の絵本は最高の環境ですし、見たことないものに出会う、その違いを知って興味を持つという経験もする事ができます。ですので日本の絵本も海外の絵本もどもらも子どもにとって素晴らしい経験になると思っています!
どうぞ、それぞれの絵本の良さを生かして子どもたちと楽しい時間を過ごしていただければと思います。